情報処理安全確保支援士
3年ほど前ですが情報処理安全確保支援士を取得しました。(情報セキュリティスペシャリストからの登録です)こちらの資格の内容を簡単にご紹介です。
どんな資格なのか
「情報処理安全確保支援士」とは、サイバーセキュリティ対策を推進する人材の国家資格です。サイバーセキュリティ対策の重要性が社会的に高まる中で、それを担う人材の育成・確保のための国家資格です。
根拠となる法律、資格名称、ロゴマークについて
情報処理安全確保支援士は「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家資格制度です。正式名称、略称は以下の通りです。
・法律名:情報処理安全確保支援士
・通称名:登録セキスペ(登録情報セキュリティスペシャリスト)
・英語名:RISS(Registered Information Security Specialist)
資格取得者のメリット
登録セキスペ本人は、毎年の講習による知識の最新化や、集合講習などの場での登録セキスペ同士のつながりなどで、継続的に知識・スキルを身に付けられるというメリットがあります。また、情報セキュリティ監査人の業務に携わるための資格取得の優遇制度があります。
さらに、登録セキスペは国家資格であるため、取得することで専門家としての信頼を客観的に示すことができ、これにより活躍の場が広がることが期待できます。もちろん、セキュアな社会実現に貢献しているという社会的評価が得られることもメリットと考えられるでしょう。
所属企業のメリット
ITベンダー企業では、登録セキスペが社員にいることで、顧客視点でのセキュリティ要求事項の理解が進むことなどにより、提供するシステム・サービスの信頼性が向上していきます。
また自組織における登録セキスペの保有人数の公表や、プロジェクトに係る登録セキスペの明示などによって、安心・安全なシステム・サービスの提供ができることを客観的に示すことができます。
また、官公需情報ポータルサイトにも登録セキスペの配備が入札要件となる案件が掲載されており、今後増えていくことが予想されます。
デメリット
登録に手数料が2万円程度掛かります。また毎年講習を受け、講習受講料金が3年間で約14万円程度掛かります。資格維持のためにランニングコストが掛かるのがデメリットでしょう。
取得方法
情報処理安全確保支援士試験(SC)に合格する必要があります。情報処理安全確保支援士試験はIPA(情報処理推進機構)が実施する国家試験の一つであります。
ITスキル標準のスキルマップでは、レベル4に位置付けられます。また、試験の難易度としては、IPAの国家試験の中では応用情報技術者試験と他の高度試験の間と言われています。他の情報処理技術者試験と同様に4月と10月に試験があります。試験は午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱと丸一日試験があります。午前Ⅰは条件によっては免除可能です。
勉強方法
私は情報セキュリティスペシャリスト試験時代に合格したので、その当時の情報になります。参考書は翔泳社の本を使いました。空き時間にアプリで午前試験をひたすら問いて暗記しました。とにかく過去問をどれだけ解けるかが鍵だと思います。
ぜひ、チャレンジしてみてください!
深センレポート①
先月初旬に経営幹部一同で深センへ視察に行って参りました。その行程でTencent(テンセント)へ訪問させて頂く機会に恵まれました。テンセントは今やGAFAを凌ぐ勢いのあるIT企業です。アリババと並ぶ中国のITサービスのトップ企業の様子を少し垣間見れましたのでレポートです。
1.ビルが巨大!
深センの街に入るととにかくデカイビルが多々ある。一番高いビルは雲がかかっているほどでちょっとした山です。更に建設中のビルも多々ありまだまだビルが建てられるようです。これを見るだけでも深センの街は非常にマネーが渦巻いているのが感じられます。そして訪問させて頂いたテンセントも当然ながら巨大なビルです。ビルの中に350Mの陸上トラックやボルダリングが出来る施設があったりと・・・とにかく巨大です。日本ではまず見られませんね。
ただ、ビルの窓は少々汚れ気味であまり細かい事は気にされない感じなのでしょうか?
2.社員が多い!そして社員が若い!
ビルに入館させて頂くとこれまた社員や関係者の方々で人がとても多い!それだけでも活気あふれているのですが、そこに居る人々の年齢が渋谷のスクランブル交差点に居る人々と同じくらい若い!みんな片手にMacBookを持ってTシャツ姿でウロウロしている。不思議と中国にいる感じをしない。(みんなMacBook)逆にスーツを着ているのは警備員位でとても自由な雰囲気を感じる。あとで聞いてみると平均27歳位で、毎月1割り程度の人間が入れ替わり立ち替わりで入退社しているらしい。また別の中国人から聞いたところによると、若者の憧れみたいな場所でもあるらしい。確かに表面的には様々な設備が整い自由な雰囲気でこんな所で働きたいと思うのが正直なところだ。また全国から優秀な人間が集まって切磋琢磨してとてつもない知の集結の場がそこにはありそうだ。なので今後も発展していくのは間違いないだろう!
今回はたまたま社員食堂で昼食を頂く機会に恵まれた。本当にありがたい!従業員の社員食堂はやはり若者で賑やかな雰囲気だ。ただ私達はゲストということでVIPルームに通して頂いた。そこらのホテルの高級中華料理店より上等なサービスと食事を提供して頂き、若者の熱気だけでは無い一面も体験させて頂いた。お恥ずかしい事に中国のテーブルマナーを熟知しておらず無礼をしてしまったが和らいかい雰囲気で対応頂き本当に感謝です。
3.ショールームが半端ない!
昼食後、ショールームを案内して頂いた。当たり前だが全て中国語で理解が難しいかと思ったが通訳の方がおられ色々聞く事ができ更に理解が深まった。ショールームはテンセントの歴史(といっても20年位)から様々なITサービス・プロダクトの展示があり急成長の歴史を知る事が出来る。私は知らなかったのだが写真のキャラクターがテンセントの成長を支えた重要なキャラクターらしい。
QQやWeChat等、言わずとしれたサービスからそれを支えているインフラ設備、今後のロードーマップを知ることが出来た。今やテンセントは中国社会の情報基盤だけでなく、世界を見据えた展開を目指している。WeChtatの利用中のリアルタイムマップを見せて頂いたが中国のユーザーが大半だと思っていたが世界中にユーザーがいる。その後私も直ぐにWeChatを登録した。
ショールーム内を色々見た中で一番印象に残っているのは、コンテンツ作家のデビューシステム(仕組み)だ。日本のアニメやゲーム文化は世界に誇れるものと思っていたが、今や中国のこれらの文化は凄まじい勢いで成長している事を実感した。以前この本を読んで日本のサブカルチャーは中国人は好きで色々真似しているんだと思っていたがもう逆転されていそうだ。
上海の中国人、安倍総理はみんな嫌いだけど8割は日本文化中毒! (講談社+α新書)
- 作者: 山下智博
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/12/01
- メディア: Kindle版
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その裏には、中国全土からテンセントへゲーム等のシナリオを簡単に投稿して評価する仕組みがあるようだ。ここで採用されれば一攫千金も夢ではない。このようにコンテンツ作家を育成させる大きな仕組みが展開されているようだ。そうなると人口の多い中国が今後はトップランナーになるのは間違いなさそうだ。今後もテンセントの勢いは止まらないだろう!
最後に
ショールーム内でAIロボットを見せてもらった。囲碁の対決ロボットだ。よくAIが囲碁の達人に勝った等のニュースを聞くが、どんな風に対戦しているかは知らなかった。こんな感じだったのですね?
プロジェクト管理ツール Backlogに変更した。その②
プロジェクト管理ツール Backlogに変更したレビュー その②
前回はこちら
FileMakerで集約するところまでを書いた。実際にはBacklogは主にFileMakerの開発及び保守案件で利用している。そこで今回はFileMaker開発に合わせた弊社のBacklogの使い方を書きます。
マイルストーンを大切に
FileMakerの大半の開発案件はウォーターフォール的な開発方法ではなくアジャイル的な開発方法を取り入れている。(完全にアジャイルではない)
要件定義を仕様書というドキュメントにまとめるのではなく、実際に動くソフトウェアで確認してもらうという開発手法を多くの場合採用している。クライアントの意図と違った場合、作成したソフトウェアが無駄になるのではと思うのが普通だがFileMakerの場合、このあたりの手戻りは開発初期の段階ではあまり気にならない。そのためにもお客様と頻繁に特に開発初期段階においてはレビューを行う必要がある。そのレビュー会の粒度をマイルストーンで設定している。まぁスプリントみたいなものでしょうか。これを繰り返すことでお客様の意図とソフトウェアの合意形成を行う。また初期の段階から実際にお客様にも触ってもらい要望を吸い上げる。お客様にも負担はかかりますが、ソフトウェアひいては業務の仕組みを一緒に作り上げる工程であり、私はそこをとても大切にしている。ヒアリングシートでチェック項目を埋めながら仕様書を作成してあとは完成までお待ち下さいとの感覚の違いはかなり大きい。Backlogから少し話がそれてしまったが、Backlogのマイルストーンを必ず設定しマイルストーン期間中のタスクの優先度や振り分けが、ガントチャートやバーンダウンチャートで可視化してPM的には容易になった。
ファイルの活用
ファイルが意外と便利である。帳票や写真・ロゴ等を保管でき更にバージョン管理も可能なのでとても使い勝手が良い。またFileMakerはGitやSubversionといった構成管理ツールに対応しづらいというか出来ない。そのために、開発ファイルの最終バージョン管理はかなり苦労する。実際にはお客様先のファイルが最新ということが多々である。手動運用にはなるが、データ無しのファイルを作成しデータサイズを小さくしてBacklogのファイルに上げることで簡易的なバージョン管理は可能だ。ただあくまで手動ベースになるので運用がやっかいで課題である。
WiKiの活用
WiKiはプロジェクト管理ツールには大体付属しているが、Backlogは日本語インターフェイスなのでとても使いやすい。さらに保守対応の場合、担当者不在の場合もそのプロジェクトに対してある程度の対応を可能にするために様々な情報を書き込んでいる。そこを見ればわかるとしてある。会社としては顧客管理や販売管理を別システムで動かしているがあくまで営業目線や経理目線の情報が多く開発担当者レベルの要望に応えられていなかったためこのWikiはかなり便利だ。
Gitの活用
FileMakerにはDDRという機能がある。テーブル定義書やスクリプトの中身をすべて書き出してくれるすぐれたレポート機能だ。開発期間中、きりの良いタイミングでこれをBacklogのGitにPushしている。Pushのタイミングの厳密なルールはないが、終業時や開発プロジェクトを切り替える際に行ったりする。残念ながらいまのところ大きく役立ったことはない。修正箇所等をみたりする程度だ。ここは今後のFileMakerの仕様変更により大きく変化できることを期待する。
ブランドづくり教科書の復習
小さな会社を強くするブランドづくりの教科書を読んだあと、実際の会話で「ブランディングは大事だね」と会話の中で出てきたのだが、実際にブランディングってどうするのと聞かれてたちまち言葉につまづいた。本を読みはしたが全然自分のモノになっていないと痛感・・・改めて復習
強いブランドは名前も品質も超える
和牛の例。
味と価格がまったく同じの2つの和牛があるとする。ひとつはパッケージに「静岡和牛」ともうひとつは「松阪牛」と書いてある。さてあなたはどちらを選ぶだろう?アンケートでは7割強の人が「松阪牛」を選んだ。品質や価格がまったく同じでも選ばれない商品があるということだ。
では、「静岡和牛」が「松坂牛」より優れているとしたらどうだろうか?その品評会で実際に品質が一番良かったのは「静岡和牛」だった。ただその後のセリで最高価格を射止めたのは「松阪牛」だ。最高品質は、必ずしも最高価格を意味しない。最高価格をつけるのは、最高品質ではなく、最も「強いブランド」だ。
「京都」「北海道」「沖縄」「佐賀」「埼玉」「群馬」
「京都」「北海道」「沖縄」と聞いて頭に何かイメージできるだろうか?京都なら寺社仏閣、北海道なら広大な大自然、沖縄なら青い海など、比較的イメージすることは容易ではないだろうか?
しかし「佐賀」「埼玉」「群馬」ではどうだろうか?
実際のアンケートでは「とくにない」が一番であった。
そこに観光に行きたい度指標を組み込むととイメージに浮かばない度と観光に行きたい度に強い負の相関がわかる。実感でもそうだ。
この結果からイメージが頭に浮かばないものは、人々には選択されにくいということだ。
ということは、京都、北海道、沖縄は「地名」でなくブランドだということがわかる。というのは、目を閉じてそのブランドを思い浮かべたとき、何かしらの映像が頭の中のスクリーンに映し出される。ブランドはイメージが浮かぶことが大事だ。
プロジェクト管理ツール Backlogに変更した。その①
プロジェクト管理ツール選びは中々難しい。自身もエクセル・スプレッドシート・RedmineからGitLab 等いろいろ使ってきた。ここ半年前まではPivotalTrackerを利用していたが現在はBacklogに落ち着いている。
私自身は1つのプロジェクトをマネージメントするというよりは複数のプロジェクトの稼働状況、更には各々の担当者の動きを見るという目的が大きい。ムダ・ムリ・ムラをチェックする。
また、顧客からの問い合わせや要望等の管理や消化状況等を見える化し、ヌケモレダブリ等をチェックする。
この様な主目的でツールを選択してきたがBacklogに変更してのメリットを書いてみる。
インターフェイスが日本語
当たり前のようだが意外と大事である。残念ながら英語に精通したメンバーだけではないのでやはり日本語インターフェイスは大事である。お客様や新人とプロジェクト管理を共有する場合は特に大事だ。教えるというコストが大幅に削減できる。
ガントチャートが良い感じ
有料版にはなるがガントチャートが良い感じだ。ガントチャートというとウォーターフォール型のイメージになるが、一見したときの締切までの期間やタスク量といった見た目での直感的な判断が可能になる。またお客様と共有する場合もいちいちガントチャート用のシート作成の手間等がなくなる。またプロジェクト単位の表示と別に担当者別のプロジェクトを跨いだ表示も可能である。弊社の場合、一人の担当者が複数プロジェクトを担当することが大半なのでこの表示は非常に助かる。各担当者の仕事量が一目瞭然だ。
バーンダウンチャートが素晴らしい
ガントチャートも見た目に良い感じだが、更に締切(マイルストーン)までを可視化するにはバーンダウンチャートがとても素晴らしい。各プロジェクト毎にこのチャートをチェックしていき、プロジェクトの進捗状況を一見して判断できる。また大量にタスクをこなして頑張ると、褒めてくれる(笑)チャート上に誰々がよく頑張ったと表示される。
ただ私のような立場の人間の管理項目としてはプロジェクト一覧画面等があってこのチャート一覧が閲覧できるようなダッシュボードがあればよいのだが。
マイルストーンとバージョン
弊社はバージョンは使わずマイルストーンを利用している。必ずタスクにはどこかのマイルストーンに紐付いている事をルール化している。またマイルストーンには開始日と終了日を必ず設定し、それによりバーンダウンチャートを利用可能にしている。
週間レポート
デフォルトのままだとタスク状態が変更の度にメールが送信されるので大量のメールを受信してしまう可能性があるが、私は管理者という立場場そのメールの受信状況でアナログ的だが稼働状況を感じている。メールが多いと動きが多いなと感じ、少ないときは何か問題があるのか手待ちなのかを判断している。
また週一回各プロジェクトの週間レポートのメールが送信されてくるのでこちらをチェックして稼働状況を確認している。
プラグインがある
Redmine等はプラグインが豊富だがBacklogにも少しはある。その中でも弊社が使用しているのは Time Analytics だ。これは、タスクの稼働実績を計測してくれるツールである。タスクを選択し、開始を押すと計測が始まり終了を押すと計測がストップするというストップウォッチみたいなものである。これにより稼働実績の正確性を担保し今後のプロジェクト管理に役立てる狙いである。また、リアルタイムに稼働状況がわかるので誰が今どんなタスクを処理しているのかが一目瞭然である。
TimeAnalytics
最終集計はFileMaker
日々の管理を月次で取りまとめている。その際にBacklogからCSVをエクスポートして月次集計を行いプロジェクト毎の収支や担当者の稼働状況をFileMakerで集計している。APIを使えばもっと楽に出来るのかも知れないが取りあえずはこれで間に合っている。
Amazon Echo Dot にeRemoteを接続してみた
Amazon Echo Dot を購入する前からeRemote を持っていた。しばらく使っていなかったので引き出しにしまっていたのだが、エコードット と連携できるのではと思い引き出しから出してきた。
eRemote
1年以上前に夏場のエアコンの遠隔操作用に購入した。この機械は各種のリモコンを覚えさせることができ、その後操作をスマホから操作が出来る優れものだ。当然Wi-Fiに対応しているのでクラウド経由で自宅外からの操作も可能である。
セットアップ
スマホにeRemoteのアプリをインストールする。私はだいぶ初期のものを以前入れていたので久しぶりにインストールし直したらeHomeというアプリになっていた。アイコン等がだいぶ変化していたようだ。ただアプリの内容は大きくは変化していないようだった。
アプリを立ち上げ、利用シーンを設定「リビングや寝室など」。そして、リモコンを覚えさすデバイス種類を選択。 今回はエアコンを選択した。
リモコンを覚えさす
アプリ上でエアコンを選択するとデバイスのランプがオレンジ色に光った。光っている間に色々操作をすることになる。デバイスに向けてリモコンの電源ボタンを押すと、もう学習してくれたようだ。ちなみにエアコンのメーカーはダイキンである。
スマホから操作する
アプリ内でエアコンを選択して電源ボタンを押すとオンになった。再度電源ボタンを押すとオフになった。温度調整や運転切替も出来る。
アレクサに対応させる
ここまでは以前もやっているので問題ない。ここからアレクサに対応させて音声でエアコンを操作したい。
スマホのアレクサアプリを立ち上げスキルを追加させる。
LinkJapanのeHomeをインストール。連携の許可を求められるので許可させる。
デバイスの追加
これで下準備が整ったのでデバイスを追加させる。アプリの下部にあるデバイスを選択する。
次の画面で右上のプラスマークを押すと検出が始まり先程設定したエアコンが見つかったので追加する。以上で終了。
音声コントロール
準備は整ったので試してみる。
「アレクサ、エアコンつけて」と話すと見事電源がオンになった。
「アレクサ、エアコン消して」と話すと電源がオフになった。
電源オンオフは可能なようだが温度上げて下げてには対応はしてないようだ。
日常
セットアップして数日経つが、意外と家族に浸透していた。家族みんなで外出するとき、子供達が「アレクサ、エアコン消して」と普通に話している。その言葉を聞いてこちらもいちいちリモコンを確認する必要は無くなった。というよりリモコンを探す手間も無くなった。外出後、エアコン消したかな?という不安もアプリから確認出来るので安心だ。
小が大を超えるマーケティングの法則を読んで
マーケティングとは何か
マーケティングという言葉はわかっているようでわかっていない、もしくは共通認識出来ていないことが多いように思う。以下の定義はしっくりくる。
マーケットを英語で書くと、
Marketing = Market + ing
Market と聞くと市場と連想するが、顧客とするほうがしっくりくる。
顧客 + ing = 顧客ing
すなわち、顧客を創造すること 更に 顧客でい続けてもらう = 顧客を維持すること
となる。
つまり、一言でいうと、「顧客を創造し、維持するための活動」と捉える。
消費者は「価値」を買う
クレヨンと口紅の例えがおもしろい。原料は同じだが価格は1000倍も開きがある。消費者は口紅がもたらす「美しさという価値」を買っているとよく分かる。
「論理」か「感性」か
雪が解けると 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇 になる。
この〇〇に当てはめる言葉で論理的か情緒的かがわかる。ただ組織としてはどちらかに偏るのではなくバランスが重要だ。
小さいことはいいことだ
小さな企業と大企業に顧客は求める価値がちがう。小さな企業は大企業に求められていない領域を提供することで独自の領域を設定し顧客価値を創造できる。その詳細がデータに基づいて解説がある。小さな企業と臆するのではなく挑戦し続けることでキラリと輝く企業に変身できると私も思う。
小規模を「強み」に変える3つの力
本物志向 + 非価格志向 → ほんもの力(Authenticity)
関係志向 + 地元志向 → きずな力(Bond)
人的コミュニケーション志向 → コミュニケーション力(Communication)
ほんもの力(Authenticity)
小さな企業に求められる期待に応えるためには、個性、こだわり、専門性がポイントである。更にシンボルをつくり、目に見える「2割の個性」をポイントにする。
決して個性≠特殊ではない。
「いろいろあります」では選ばれない。
ほんもの力 = 個性 ✕ こだわり ✕ 専門性
きずな力(Bond)
企業とのきずなを重視する消費者ほど小さな企業を好み、地元志向の強い消費者ほど小さな企業に惹かれる。したがって顧客とのきずなと地域とのきずながポイントである。
きずな = 関係性 であり、関係性を深化させる
現代は顧客数重視から関係性重視へと変化してきている。そのためにも売ってからがはじまりという発想が欠かせない。さらに、今日顧客を放っておけばどんどん減少し、3年も経てば顧客の3割は違う店に流出してしまう。
動いている水は腐らない
商い = 飽きない
消費者が飽きないように耐えず変化を続けることが顧客を維持するためには大切である。当然ながら今いる顧客に徹底的に満足してもらうことが大事である。
きずな力 = 顧客とのきずな ✕ 地域とのきずな
コミュニケーション力(Communication)
人的コミュニケーション志向が強い消費者ほど、小さな企業に魅力を感じている。したがって、人を通じたコミュニケーション力を強化することが大切となる。
伝わらないこだわりはひとりよがりになる。また一歩通行でなく双方向の情報流が大切である。
コニュニケーション力 = 接遇 ✕ 情報の受信 ✕ 情報の発信
2つのタイプの人的コミュニケーション
1.フレンドリーサービス
フレンドリーサービスは競争の前提であり不満足要因にもなり得る。ただここを極めたところで競争優位にはならないが最低限のレベルの維持は必要
2.人を通じた情報の伝達
口コミはコントロール出来ないと思っていたがある程度コントロールは出来ると著書に記載がある。
口コミの発生 = 伝えやすい ✕ 伝えたくなる
伝えやすい
伝えやすくするように短く覚えやすいネーミングやストーリーや特徴を言語化できるようにする。
伝えたくなる
高い顧客満足と商品に個性や独自性を盛り込み顧客とのコニュニケーションを大切にする。
大雑把なレビューですが、参考になるエッセンスが満載の書籍です。定期的に振り返りたいです。